★コメントタイプ:ひとり語り

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04/19 横浜創学館・愛唱歌「遙かな想い」レコーディング。


 「新しい学校づくり」を始めた時、先生7~8人で構成されている校歌を検討する委員会を作りました。その委員長の先生から「小田和正さんに何としてでも曲をつくってもらいたい」と依頼されたのです。私自身、もちろん小田さんのたくさんの素晴らしい歌を聴いて知っておりましたが、『現実的には難しいのではないか』と伝えましたが、委員会から何度も「お願いして欲しい」と強い申し出があり、我々の気持ちだけでもお伝えできたらとお手紙を書かせて頂きました。快諾のお返事を頂いた時のことは、今でもはっきりと覚えています。引き受けて下さる可能性は、決してゼロではない、と思い続けてはいましたが…ほんとに涙が出るくらい嬉しかったです。感激しました。
 小田さんからは、「校歌」ではなく「愛唱歌」にして欲しいとの申し出を受けましたが、そもそも「校歌」の持つ意味・意義は、希望とか夢とか、青春のメッセージとかありますけれど、学校名が入っているだけで、その生徒たちしか歌えないものになってしまいます。「愛唱歌」なら、小田さんも歌える、子供達も歌える、みんなが歌える、私どもの学校の生徒たちだけでなく、それ以外の子供達が歌ってくれるならば、その方が素晴らしいことだと思いました。

横浜創学館校長・熊谷司郎




★コメントタイプ:ひとり語り

★アーティスト:artist-0001


遥かな想い

今我らは 同じ道を ともに歩き始めた
見つめるべき未来を 語るべき言葉を求めて
集いし我が友 その名に誓って
いつしか 世に出ずるとも
我が母校の 誇りを忘れない

春夏秋そして冬と 数え切れぬ思い出
その笑顔と涙が かけがえのない時を刻む
飛び立て我が友 ためらうことなく
いつの日も この心は
君とともに そこにあるのだから

窓開ければ 夕べの街 ただ潮騒 届いて
想いは遥か遠く 名も知らぬ卒業生たち
この空 この風 抱かれて あなたは
繰り返し 過ぎゆく日々
海の彼方 何を見つめていた

あふれる想いを せいいっぱいの勇気を
きらめくこの時を 残して行きたい

我らがいる この場所に
我らがいた 確かな証として


 この曲は、去年、市長に立候補だとか、知事に立候補だとか、っていう記事がいくつか出たりした時にきた依頼で(笑)、…やっぱりテレビの主題歌みたいなのは、どっかショービジネスみたいな感じがするし、自分のイメージの中では、誰も聴いてないような風が吹いてるそのへんの丘の上で歌ってるみたいな、そういう匂いのしない、背筋を伸ばさなければいけないっていうような気持ちで作りました。また、校長先生を含めて学校側の想いも強かったし、その期待に応えたいって素直に思えましたね。
 自分自身「教育」ということに対して興味を持っているし、先生をやってたらどんな感じだったんだろう、なんか教えられるようなこともあるんじゃないか、とか勝手に想像したりしてたんで…まあ「教える」っていうのはちょっとニュアンスが違うかもしれないけれど、日常のちょっとした時にみんなが歌って、それが自然な形でみんなの中に残っていってくれるようになれば嬉しいですから。だからこの曲は、自分の中では教科書みたいな位置づけだったんで、言葉を一生懸命選んで・・・ムダな言葉を入れちゃいけない、出来るだけシンプルで一番効率のいい形で響いていかなくちゃいけない、という思いを強く持っていたから、何ゆえに三番まであって、一番と二番はどこも重なってはいけない、それぞれで何を歌うか、というようなストイックな曲づくりでしたね。さらにおまけに「斉唱」というようなことについても、あの「君が代」をなんだかんだと言う気はないけれど、やっぱり音楽教育という面でも持ち上げたいっていう気持ちもあったんで、当たり前のように四声で「君たちハモりなさい」と。まあこういうものは耳で覚えちゃえばどうってことないんで、入学したとたん「四声で君らはこのパートを、君らはこのパートを」みたいにして歌ってもらえればいいなあって。それを自分の中ににじませて欲しい、そんな思いもありましたね。

小田和正

Kazumasa Oda Tour 2005"大好きな君に"