3月25日 福島・広野町の植樹会に参加。
『桜』
東北さくらライブプロジェクトの植樹をしに福島の広野町へ行って来ました。車で行きましたが思っていたより近く、約束した時間よりずっと早く着きそうたったのでできるだけゆっくり走って行ったんだけどすでにスタッフ全員が待ち構えていて、大勢の子供たちと一緒に迎えてくれました。スタッフはもちろんボランティアの方たちです。みんなの中心にいてずっとこのプロジェクトを引っ張ってきてくれたスタッフのひとり、西本さんという女性からちょっとした説明を受けてすぐに植樹は始まり、ゴミ拾いもしながら予定の本数を植え終えました。いずれ芝生の公園にしたいという小さな広場の真ん中に既にかなり育った大きめの桜を一本植えましたが、その側に小さな立て札のようなものが作られていてその「除幕」のようなことをしました。そこには「君の好きなふるさとの街に またあの日々が 戻って来ますように」と書かれていてびっくりしました。自分に何ができるのか、再びそれを問われているように思いました。
その後西本さんに案内されていろいろな話を聞きながら富岡町、原発のある大熊町、双葉町、そして浪江町とテレビで見たことのある幾つかの町を見て回りました。町行く人はもちろんいません。町のあちこちに線量計の表示があります。あの野放しにされた牛たちもイノシシのような野豚も歩いていました。ここへ来る前、そして現地を訪れてからもずっと考えたこと。「あの日々」はいつ戻って来るんだろう。
町を走って行くあいだ中あちこちに彼らが植えた小さな桜の苗木を見つけて驚きました。「あ、ここにも、こんなところにも」。自分に何ができるのか、それを考えることを止めてはいけない。とにかくまたやって来て、桜が咲いているところを見たい。彼らに別れを告げながら、その桜は必ず誰かの心に届くだろう、そう思いました。
Kazumasa Oda Tour 2019「ENCORE!! ENCORE!!」