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★★diary_02126
2000.12.16 NHK「土曜のオアシス」生出演
世紀末、週末、そんなときこそ、心の癒しが一番! そんな思いを一人でも多くの人に届けたい。このメッセージを凝縮しているのが、まさに「哀しみをそのまゝ」。
NHK「土曜オアシス」は、「♪緑の風の中、あなたと歩きたい~」でスタートします。
我々スタッフは、なぜ、この曲をテーマ曲として選んだのか。話は1年はど前にさかのぼります。
毎年、師走は、教師だけでなくテレビ局のプロデューサーも走り回る時期です。我が番組のプロデューサーも番組の顔になるキャスターやテーマ曲選びに、巨体を揺らして走り回りました。そして、暮れも押し迫った頃、2000年4月からスタートする土曜日の番組の骨格とタイトルが決まりました。
週末の朝、心豊かになれる番組を目指す、その名も「土曜オアシス」と名付けられました。テーマ曲は、透明感があって、主な視聴者層として考えている30歳代から50歳代の方達が「オアシス」を感じてくれる曲にしたい。その想いと、見事に響きあったのが、小田さんの「哀しみをそのまゝ」だったんです。
この曲を選んだこと、そこには、もう一つ、私たちの挑戦もありました。情報番組では、多くの場合テーマ曲にインストゥルメンタル が使われます。そのテレビ界の常識を打破したかったのです。
「土曜オアシス」では、小田さんの曲、詩、そして、歌声の持つ魅力で30秒の間に「オアシス」の世界に視聴者をに誘えるのではと期待しました。
狙いは的中しました。番組開始時に、毎週のようにテーマ曲についての問い合わせがお電話やメールで寄せられました。半年以上経った今でも、それは途切れることがありません。反響の大きさに、私たちも驚きました。この反響は、小田さん自身にご出演いただき、視聴者に応えていただくのが一番と考え、生出演のラブコールを送りました。
しかし、そう簡単に話は進みません。アルバム製作、ツアーなどスケジュールは目一杯。割り込むすき間は、残念ながらすぐには見つかりませんでした。
もちろん、小田さんに出演依頼をしたのは、反響の大きさだけが理由ではありません。今回、番組を担当するディレクターの私は30歳代、巨体のプロデューサーは40歳代、さらにその上司の50歳代まで小田さんの曲、詩にはなにがしかの思い出と思い入れがありました。そして、その小田さんが、「今、どんな風に生きているのか」聞いてみたいと思ったのです。世代を越えてシンクロしたラブコールは番組スタートから7ヵ月、ようやく小田さんへと届きました。(もちろんタイトなスケジュールの中に強引に割り込ませてもらったものです。小田さん、感謝してます)
最初の顔合わせになったのは、ツアー締めくくりの10月12日、武道館。正直、3時間を越えるステージの後での、初顔合わせは、わずか一言でした。「生放送だよね……」小田さんの不安が集約されているような一言でした。でも、私たちは、軽快なMC、 「御当地紀行」での名リポーターぶりを見て全く不安を感じていません。多分(?)大丈夫です。
番組ディレクター 川島鉄司
K.ODA TOUR 2002 『Kira Kira』