“ゆずおだ”企画シングル「クリスマスの約束/いつか」
──出身地が地元同士ということで、同じ風景とかが歌に混ざり込んでいて、両者のレパートリーの中で重なったりとかありますか?例えば「サヨナラバス」の停留所に小田さんも立ってたかもしれないとか…。
小田和正:
俺はゆずの歌はいっぱいは知らないけど、「夏色」の駐車場で猫があくびして、そしてすだれのところで昼寝してっていうのは、小さいとき俺が住んでた横浜の風景に似てるというか…夏休みに田舎に行ったとかではなく、また東京のいわゆる下町とも違って…何かそういうのが同じ風景なのかなと思ったね。
──逆に小田さんの歌に同じ風景とかを感じますか?
北川悠仁:
そうですね、今回歌わせてもらった「大好きな君に」のBメロの「生まれた街はどうしてこんなにやさしいんだ」というのは、やっぱり横浜だったし。サビで「白い坂道があの雲に向かって」というのは、横浜は坂が多い街で、僕らも坂の真っ只中というか山に住んでいたんで、何か映像が浮かびやすかったですね。
小田:
「生まれた街はどうしてこんなにやさしいんだ」というのは、そう言われると同じ街だったんだな。…ライブ行ったのはいつだっけかな?「クリスマスの約束」の中で「夏色」やったのは、会う前のことだよな?
北川:
そうです。僕らはテレビで見てました。友達からわんさかメールがきました。「小田和正が夏色歌ってたぞ!って(笑)。
──その後、どうして曲を作ろうということになったんですか??
小田:
それはまず「クリスマスの約束」に向けての企画で…力関係というか(笑)。一緒には作るんだけど「おまえら作れ!」みたいな(笑)もちろん二人には内緒にしてね(笑)。で、突然投げかけるときの空気というか…息が止まるような顔になるから、それを撮っとけって(笑)。
岩沢厚治:
それ今知ったんですけど(爆笑)ら的には「夏色」を練習しに行くんだと思って、それだけをやるもんだと思っていましたからね~。
小田:
たとえばクラブの部室で「おまえら、あのさ…」みたいな感じでやりたかったんだよ。「それはちょっと…」と言えるような状況じゃなくてさ(笑)ちょっと部室で時間あるから何かやってみようよ、みたいなね(笑)。
岩沢:
でも詞を書いて「小田さん出来ました!」って持って行って「ここはこうだろう」「はい、すぐ直します!」みたいな…ほんとに秋期講習といった感じでしたから(笑)。
北川:
僕ら路上から出てきたから、よくも悪くも外で生の声でギター弾いたり歌ったりしてきたんで、力強く歌うってことを基本にこの10年やってきたんです。今回始まる前に小田さんが、10年目のゆずとしての表現方法を…ということを言ってくれて…このタイミングで塾生になれたのはほんとに良かったです(笑)。
──大変よくできました!と判子を押してもいいんじゃないですか?
小田:
まぁ曲を聞いてもらえればわかると思うけれど…特に最後に書き足した分は、いろんなことがなければああいうメロディにはなってなかっただろうし、そういう偶然の中から一番良い物をつかみ取っていくわけだから…どこにどういう運があったかわからないけどさ、もっと膨らませてもいいかなと思ったけど、岩沢が「いや、もうこれはこの辺で収めましょう」と言って…それはとっても大きな意見だったと思うよ。それはまさにそうだったし。まぁ広げたら広げたで別の世界もあったんだろうけどね。
北川:
カップリングの「いつか」についても、10年目の自分たちの作品として作り直そうとおっしゃってくれて…。自分のイメージでは弾き語りだったけど、あれ?違うのかなとか…いろいろ見えない部分もありつつ…でもヒントもらって徐々にイメージが広がっていった時、小田さんが「短い時間でよく頑張ったな」と言ってくれて…もうその時は泣きそうになっちゃって(笑)レコーディングで泣いてどうする、でも塾長!!やった!みたいな(笑)
小田:
まぁ今回のことはつくづく縁を感じたね…。
KAZUMASA ODA TOUR 2008"今日も どこかで"