★コメントタイプ:対談形式

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★★diary_02160
2001.10.26 キネマ旬報社ムック・椎名桔平さんと対談


小田和正:
恋愛だけじゃなくても「人と出会う」ということは嬉しいじゃない。例えば、椎名くんと今日初めて会って、のちのち「あの日は不思議な日だったなぁ」と思うかもしれないしね。

椎名桔平:
僕にとっては大きいですけど、小田さんにとっては僕なんかそんな気になるかなぁ(笑)。

小田:
それはこれからの関係次第で(笑)。子供のころは、育っていく中で自然と人と出会っていたけど。でも30過ぎて初めて出会って、そこから死ぬまで付き合ったとしたらって考えると、「出会う」というのはつくづく不思議なことだって思うよね。だからこそ、何でもやってやろうと思うんだよ。

椎名:
それはありますよね。いろいろやらないと、人との出会いはないですから。

小田:
神様みたいな俳優だと周りも牽制するから、挨拶して終わりということも多いのかもね。だからなかなかい新しい出会いもないかもしれないけれど。でもいろいろ混ぜっ返し始めると、「あいつとあのとき、初めて出会ったなぁ」ということが多くなるし、そういうことを思い返してみるとけっこう楽しいよね。

椎名:
でも小田さんは昔から「あの日あのとき、あの場所で」という、ポイントを掴んだ感覚の詞がありますよね。誰もが何気なく通り過ぎているようなポイントをうまく捕らえて、そういえば自分もそういうポイントがあったな、あのときはたいしたことのないと思ったけど、実はあれが自分の中で大きなものになったんだと、再認識するような感じです。「秋の気配」なんてまさにそれで、歌の世界が自分の世界になるんですよ。

小田:
ぼんやりと過ごしてちゃいけないということもないんだけどね。でも、「出会う」ということはつくづく素敵なことだと思うからね。

K.ODA TOUR 2002 『Kira Kira』