My home town
オレにとってのマイホームタウン、横浜っていう土地には、自分はここのメンバーシップだっていう一体感があるんだ。オレはここで生まれて育った。ここに来ればカメレオンのように目立たずに、この土地と人間になじめるというね。
東京にはずいぶん長く住んでるけど、そこでは大きな顔できないっていう意識があるんだよ。だからいつまでたっても仮の形という感じでしか解釈できないのかもしれないけどさ。横浜は仮じゃないんだよな。
たとえばゴルフでも、ビジターとしてコースに行くのと、自分がメンバーになってるコースに行くのとでは、相当リラックス度が違うでしょ?メンバーであれば迎えるスタッフのホスピタリティもビジネス以上のものがあるっていうかさ。それと同じような感覚なんだろうけと、今でも東京から横浜に向かう時、ヨコヨコに差しかかるあたりから、あ、オレの居場所はここだな、みたいな居心地の良さを感じちゃうんだよ。
やっぱり想い出がいっぱいあるからだろうな、そこには。たとえば元町なんかは今でこそ整然としてるけど、オレたちが中学のころはまだまだ雑然としててさ、その中でジャーマン・ベーカリーやフクゾウなんかがもっとナウかったんだよな、とか。根岸の外人居住区や競馬場の裏のあたりは、野球部のロードワークでよく走ったな、とか。いろいろある中でも横浜スタジアムには忘れられない想い出があるんだ。まだ平和球場と呼ばれていたころで、オレは中1の時、夏の大会で初めてレギュラーとして出場したんだよ。ところがその試合、オレのエラーで負けちゃってさ。あの時は悔やしい思いをしたな、とかさ。
そんな淡々とした想いの中でいつかオレはここでやらなくちゃな”っていう意識を漠然と持ち続けて来た気がする。ここでやったっていう実感が得られるのは、やっぱりホールより空の見えるスタジアムなんだよな。別にあの夏の雪辱をらそうなんてつもりは全くないけどさ(笑)、どうせやるなら夏の終わりのお祭り騒ぎにしょうと。ゲストが飛び入りでステージに登場したり、番外のハプニングが起こったり、お客さんが気楽にワイワイ騒げるようなことが、いっぱい起こればいいと思ってるんだ。
MY HOME TOWN KAZUMASA ODA/FAR EAST CLUB BAND