『LOOKING BACK』の意味合い。
年を追うことに受け手との関係が変わってくるじゃない、若い時はいわゆるへビーユーザーを核としたファンのひとたちに向けて、定期的にオリジナル・アルバムを出すことがビジネス的にも必要なんだけと、ファンがどんどん家庭に入っていったりすると、オリジナルアルバムの意味あいも違ってくるでしょ。俺自身がそうだもん(笑)。例えばスティービー・ワンダーの新作が出ても、昔みたいにすぐに飛びつくことはなくなったからね。「彼なら良い作品に仕上がって当然だよな」って、そのうち機会があったら聴いてみようくらいの気持ちでさ(笑)。今さら、無理やり自分の方を振り向かせようとするのもちょっと違うって気がするし。その意味で、『LOOKING BACK』は自分にとってすごく意味のあったアルバムだと思ってるよ、今までやってきたことを違う視点で振りかえった、俺自身のサブ・ロードみたいなもんだからね。「私は認めない」っていうファンもいたけどさ(笑)。
K.ODA TOUR 1997-1998 THRU THE WINDOW
カバーしたものを並べて聴いたら、そこにあるのはぜんぜん違う景色だけど、気持ちだけはどんどん遡ってく気分がしたよ。
ただオリジナルを並べただけなら、「拙いなぁ」 「若いなぁ」としか思わなかっただろうけど。
Kazumasa Oda Tour 2019 「ENCORE!! ENCORE!!」